金高真悟の奇天烈(キテレツ)大百科

日々徒然なるままに

株式会社ニコシスの新入社員が毎日のあれやこれやを語ります。

プレゼン!!・・・・・んで・・・・・・・・・

必要なの??どうなの??

みなさんこんばんは。
キテレツです。

今日は、キテレツ設計の道具を施設の人にプレゼンする日です。
電車を乗り継いで行って参りました。

バラックで組んだ基板とブレッドボードを・・・・新聞紙にくるんでw

職員さんの反応

施設の職員さんに見せた所、非常に興味を持ってくれました。
さらっと30分くらいで、核心をついた質問と答えだけで終了するはずだったのですが、道具に対するアレコレ質疑応答などをしていると時間を遥かにオーバーしてしまいました。

掴みはOKかと思われたのですが・・・

基板の評価

仕組みの評価としては、だいたい想像通りの印象との事。
設計資料とコンセプト資料を渡したのですが、一番食いついてきたのはArduinoベースの仕組み部分でした。
そこが面白いところであり、重要な部分になるかもしれないと。

難しすぎる物は要らない

キテレツは、仕組みを極限までシンプルにして、簡単に制御できる電子コントローラーを設計したわけです。
その電子コントローラーは単体動作する代物なので、独自のマクロ言語を搭載しており、マクロ言語を駆使すれば複数のI/O信号をコントロールできる仕組みになっています。

このマクロ言語について、極力シンプルで単純な物を設計したのですが・・・・職員の方から出て来た言葉は

「これでも、まだ難しいかもしれない」

という言葉でした。

求められるレベルと求めたいレベル

職員さんとして求めたいレベルは、キテレツ作の道具レベルの内容なわけです。
しかしながら、それを使うであろう対象となる人たちは、そのレベルに達するまでに約3年くらいの時間を必要とするだろうとの事。
職員さんが求めたいレベルと求められるレベルが違うわけですね。

キテレツは、事前にその情報を取材していたので、極力シンプルに設計してみたのですが、それでもまだ難しいとの事でした。
ん~・・・・結構ショックです。
コレ以上簡単にすると、おもちゃになる・・・・それよりも・・・・コレ以上簡単にすると、LEGOブロックのマイコンと同等のレベルになってしまう。

教育と環境

施設ではエレクトロニクスな内容を教育しています。
その為の環境づくりにも力を入れていますが、試行錯誤の連続との事。
キテレツの道具を駆使すれば、その環境や教育の内容を、より魅力的にできるのか??って観点で考える。
結果、内容としては「実習レベル」であれば検討は容易で、様々場面で役に立てられるだろうって結論に至りました。

しかし・・・・・


「毎年利用するには問題がある。きっと無理」

って結論にも至りました。

毎年は無理な理由

毎年活用することが無理な理由は下記のとおり。
○現状では道具が活躍できる場面が限られている。
○職員が教育を実施する時の使い方がわからない(マニュアル・手引きが必須)
○現状の教育要項にマッチさせるためには、機能を改良する必要がある

じゃぁどうする?

キテレツ的には、過去の取材情報を反映させて、複数の施設から求められる内容を可能な限り(現状で)盛り込んだ物を持ってきたつもりだったのですが、これではキテレツの目的を達成出来ません。

キテレツとしては、折角作る道具なので、長年愛着を持って使い続けてもらいたかったりするわけです。
そしてその道具が、電子工学の知識や興味を掻き立てるアイテムとして認知されたかったわけです。

さぁ、どうする???

基本は同じで、I/O部分だけ変えよう

って結論に至りました。
着眼点は悪くないし、間違っているわけでもない。
問題は、施設の職員に対して不親切な部分、面倒な部分が存在すること。
さらに、道具の使い方例がわからないので、職員が試行錯誤する時間が必要になるってこと。

なので、職員ができるだけ考えなくてもいいように、担当者が急に変わっても対応できるように、職員が求める機能だけに絞ったI/Oを採用し、それを活用するための説明書を添付すれば解決するじゃないか??

って結論に至りました。

協力して造りましょう

って話になりそうです。
つまり、キテレツと職員の人が協力して回路の案を造り、それをキテレツが具現化し、施設で実際に使ってもらってフィードバックって流れです。
職員さんも完全否定なのではなく、非常に惜しい所まで来ていて、より採用に近づくためには何をすればよいのか、何が必要なのかを伝えてくれました。
紙ベースの資料では、そこまでのイメージが湧かったのか反応の帰りが薄かったんですが、実際に物を持って行って触ってもらいながら見せるとガンガン言葉が出て来ます。
ついつい物を作らずに紙の資料だけで打ち合わせとか行きたく成るんですが、やっぱり物を持っていくのは正解ですね。
実際に触るとイメージが湧きます。

考えが至らないなぁ・・・

家に帰ってそう痛感しました。
事前に、書類や電話やメールなどである程度情報の共有はしていたわけですが、いざ実物のテスト機を持って行って動きを診てもらうと、新しいアイデアや別の要望、問題点が浮き彫りになります。
まぁ、勿論、取材したすべての人に見てもらわなければ情報としては乏しいので、もっと行動する必要があります。

まぁ、それは想定していたわけですが、根本と成る部分の変更までは想定していませんでした。
複数の施設で取材した結果から導き出した答えだと考えていたので、完全に外れはしないまでも8割くらいは当たっているだろうと思ってたわkです。

しかし、本日のプレゼン結果としては「失敗」なわけですね。
だって、キテレツが一番求めている「毎年、愛着を持って使ってもらう」って部分が実現出来ないわけですから。

めげない

諦めない。
問題があるなら修正すればいい。
完全にゼロから作り直しじゃなくて、外部オプションパーツとして提案していたI/O部分だけの修正でいける。
さらに、Arduinoの互換回路で制作しようとしている部分を、全面に出してアピールする方向なら、より魅力的に写る。

凹みをバネに。

正直・・・凹んだ。
取材した情報を元に、可能な限り共通項を洗い出して作った代物だったんですが・・・・
まぁ、取材した人が一人では無く、複数の人間だったわけですから、可能な限り全員に見てもらわないとわからないのもあります。

でも、メゲナイ。
ダメなら、設計を再検討。
テストしてくれる場所が見つかっただけでも良しとして、より良い物を作って「おぉ!!」って言わせてやる。