金高真悟の奇天烈(キテレツ)大百科

日々徒然なるままに

株式会社ニコシスの新入社員が毎日のあれやこれやを語ります。

結末を予想する

物づくりのその後

こんばんは。
キテレツです。

キテレツは、朝の時間を利用して様々情報収集と読書をしているんですが、スマホを触っていてこんな記事を見つけました。

■善意は人を殺す
http://n-knuckles.com/case/society/news000848.html

かなり衝撃的な単語なんですが、しかし物づくりに携わっていた人間としては、これは人事ではないと思うキテレツです。

善意は悪ではないが・・・・

その後のケアを考慮しないと、ダメになるパターンって結構ありますよね。
物作って納品してOK!!じゃなくて、アフターケアも有る程度は必要。

日本の工場で機械組んでテストして、満を持して外国へ出荷!!
すると、出荷先でトラブル発生!!

キテ:(・∀・;)ノシ 「キテ!行ってきます!!」

って言葉を残し、解決のために外国へ行くこともありました。

最初から外国導入に立ち会えば??

って事になりまして、外国に出荷する場合は立ち上げスタッフとして外国へ出張するスタンスになりました。
そうする事で、現地でのトラブルを防ぎ相手も気持ちよく仕事がスタートできます。

連絡は、忘れたころにやってくる

無事に立ち上げて現地から日本に戻り安心してから・・・・約半年ほど。
機械屋さんから連絡あり。

機械屋 : (-∀-`; ) 「キテレツ君。外国行かない???」

なぜ???(・∀・;)

原因は、現地で引き継いだスタッフさんたちにありました。

引き上げた後

の経緯を聞かされたんですが、

現地スタッフA :(*´∀`)ノ 「これメンテしてよ!!」

現地スタッフB :(*´∀`)ノ 「おけ!!」

現地スタッフB :(´д`ι) 「動かなくなった・・・・」

現地スタッフA :(# ゚Д゚)つ 「はぁ?! 教えてもらったんじゃないのかよ??」

現地スタッフB :(´д`ι) 「うごかねぇ・・・・」

現地スタッフA :(ノД`。)ホロリ 「どうするよ??製品作れねぇじゃん」

現地スタッフB :( ゚Д゚)㌦ァ!! 「この工程すっ飛ばしちまえ!!」

現地スタッフA :(・∀・)アヒャ!! 「おけ!!」

という驚きのやり取りが平然と行われたとの事・・・orz

おぃ・・・・それでイイのか・・・・(-∀-`; )

結局、後ろの工程で品質に問題があることが発覚し、原因を突き止めるために日本から呼ばれるわけですね。

アフターケア

って大切です。

今朝読んだ記事は衝撃的で悲しい内容でしたが、程度の差はあれ物づくりの現場には似たような心の変化があるものだと理解しています。
キテレツが作った物が原因で、職を失う人もいるわけです。
だって、便利に自動化されたら、人間使わなくてもよくなっちゃうわけですから。

別の国に行った時は、露骨に睨みつけられた経験もあります。
原因は、キテレツ達が導入している機械のせいで職場を追われると思ってるからだと、別のスタッフから聞かされました。

なんとかならないの???

って思います。

コンピュータ仕掛けやメカって、人に安全や安心を届けるためのものです。
人から糧を奪うものであってはなりません。

考え方ではありますが、機械によって作業時間が短縮されるため、もっと儲けるためにはどうすればいいのか、もっと役に立つためにはどうすればいいのかを考える時間が生まれるメリットはあります。

作業にとられていた時間からメカやコンピュータによって開放され、生産的な思考を巡らせる時間を手に入れることが出来ます。

でも・・・作業好きな人も

いるわけですよね。
当然ながら。

作業に特化した業務に従事する事で、家計を支えている方々もいらっしゃいます。
作業であれば交代制にすることも可能ですし、働く窓口として広く募集することも出来ます。
雇用を生んでいるわけですね。

働きやすさって面でもいい感じではないでしょうか。

善意だけではダメだ

ってのは間違いないですね。

きっかけは善意であるのは間違いないです。
しかしながら、その善意で思う結果を導く為にはどうすればいいのかを考えなければなりません。
善意で手を貸したり助けたりしたら、一時的には喜ばれるかもしれませんが、一時を過ぎて後悔になるのは悲しいことですね。

結末を予想する力

って大切だなと改めて思うキテレツです。

何か行動を起こすとき、結末(落とし所)を想定して行動しなければ、きっと周囲も幸せにはなれませんね。
善意が継続する力になるように・・・・世の中に投入するものが継続して利用されて、利用者にとってメリットになるように。

製造ってきっとそう言う事なんじゃなかろうか。

製造者が創り出したモノが、それを使う人達を満足させ潤すものでなければならないのは当たり前ですが、さらに継続性も求められますね。
継続して使ってもらうためにはどうすればいいのか、そこクリアできたら長い期間を愛着持って使ってもらえるモノになる。
そうなったら、きっとみんなにとって大切なものになるから、みんながそれを大切にしてくれる。

せっかく作った学校をバラバラにして売り飛ばすって現実が真実だとしたら、それって・・・・物凄く寂しいことです。