金高真悟の奇天烈(キテレツ)大百科

日々徒然なるままに

株式会社ニコシスの新入社員が毎日のあれやこれやを語ります。

うぃうぃしい人たちと楽しい一時

勉強会!!

こんばんは!
キテレツです。

今日は、夕方から突撃した施設のうちの一つを訪問。
施設では定期的に勉強会なる組み込み技術の講習会が開かれており、キテレツはその勉強会に参加させていただきました。
とはいえ、勉強を一緒にするのではなく、後ろからチャチャ入れる漢字のポジションです。

LEDよ光れ!!そして点滅しろ!!

最近はやりのマイコンボードを駆使して、制御にチャレンジしている人を後ろから見ていると・・・・初々しいですねぇ。
昔の自分を思い出します。

ファミコンを買ってもらえなかったキテレツは、どうしてもゲームがやりたかったわけです。
しかし・・・ファミコンはない。
そこで、本屋さんで見つけた魔法の本(マイコンBasicマガジン)を買ってきて、家に置いてあったX1Turbo(SHARP)にアルファベットを打ち込んでいたものです。
当時はそれがプログラムであることを理解していなかったですね。
すでに廃版になってしまったベーマガですが、当時はかなりお世話になりました。

今日のお題は、LEDの点滅とアナログ入力、そしてPWM制御です。

電子はナマモノです。


参加者は、プリントで渡された情報を元に、回路を組んでソフトを書いていたんですが、まぁ・・・・うまく行かないんですよね。
電子の世界をよく知らない人は、こんなふうに言うんですよね。

「電気仕掛けが生物なんてありえない。決まりきった結果しか出てこないでしょ?」

ってね。
でも、それ、大外れなんですよ。
電気仕掛けのとおりにアクションを起こしても、想定した結果にならない事なんてザラなんです。

計算通りの数値なんて出てこないし、小さなズレが結果として大きなズレになって出てきます。
部品にしても、通常利用するモノは部品精度が低いものも存在するわけですよ。

5Vの電圧を出力する部品が、必ず5Vきっかりで信号を出力するわけじゃないし、100オームの抵抗は、必ず100オームじゃないんですよね。
もちろん、高い部品になると精度は格段にアップするんですけれどね。

その誤差を想定しながらソフト書いたり回路を用意したりしなきゃならんので、初心者には生モノと同じように感じるわけです。
初心者だけじゃないか、キテレツは今でもそう思ってるし。

物が動くときの感動

コンピュータを利用したり、電子回路を組んだりする醍醐味は・・・「自分が想定した結果が想定したとおりになった時」ではないかと思うわけです。
さらに、「想定していた結果と違っていて、その原因を突き止めて解決した時」になると、もうたまらんわけですね。
参加者も例にもれず、画面上でデータが変化するだけの勉強ではつまらない様子で、実際にLEDが光ったり抵抗値を変化させて入力値を確認することの方が楽しい様子。

まぁ、当たり前ですね。
やっぱり、実際に動くものを制御して初めて面白みを感じるわけですよ。
今日は第一回目の記念すべき勉強会だったので、難しいことはやらず、LEDの操作と可変抵抗を利用した制御で楽しんだ感じです。

講師との談話

ひとしきり勉強会も終了し、キテレツのチャチャも終わった所で講師先生と二人で談話開始。
昔勉強した事や、こんな感じだったなぁ〜だのをしゃべってたんですが、お話の節々でいいことも教えてもらえて嬉しい限り。

キテレツは高校生はダイヤの原石であると思っているわけです。
企業側からみても、高校生って、単価が安くて育てる時間も考えられる、とても良い市場だと思うんですね。
ヘタレ具合は大学生も一緒だったりするのであれば、安くて未来のある高校生の方が企業としてはいいはずです。

講師先生と技術や過去からの施設の変移等を話しながら、「育てる日本文化」って忘れられてるよね〜って意見が一致した。

実力主義や即戦力って・・・それだけじゃ駄目だよね???

「育ててる時間なんてないやい!!」って声が聞こえてくるのが多くの企業の正直な所なんだろうなぁ。
特に、冷えきった製造業では、すぐにお金になるような人員は求めるけれど、育てる気質が薄いから、3ヶ月でバイバイなら待遇の良い方だったりするわけですな。

でもね、、、、技術が外国に流出し、売れる商品を開発した人や賢い雰囲気の人を片っ端から引き抜いたりすると、結局同じような商品ばっかりが出てきたり、似たようなアイデアしか残らなかったりする結果になってるんですよね。
IT業界なんて、モロにそれが出てきてる気がしてます。

即戦力や実力主義を掲げて、転職で成功している人も確かにいますが・・・それだけじゃ結局業界が頭打ちすると想いませんか?だって、行った先々でおんなじことやってる人が多いんですもん。
もちろん、それで潤っているIT企業もあったりしますが、育てることを大切にしなければ、後が続きませんよね???
だって、後任がいないんだもの。

今、活躍している人がいなくなったらどうするの?
後が続かないよ??

ここらで育てる事に再注目しようよ

講師先生と一致したのは、この意見。
やっぱり育てることって大切。

オバカって評価されてる人がいたとしても諦めない、才能は眠っていれば起こせばいいモノなのですよね。
才能が無い人なんていない。
ただ眠っているだけ。

もちろん、それを叩き起こせるかどうかは、本人の気持ちも大切。
でも、周りの支援はもっと大切なんじゃないかなぁ。

周りから支援してもらえる人間に育って行きたいなぁ。