無理難題をあれこれと♪(*´∇`)ノ そんな経験みなさんあります??
あのね、7本の直角に交わる線を、緑と透明のインクで書きたいの。(*´∇`)ノ
こんばんは。
キテレツです。
今、話題の動画です。
■The Expert (Short Comedy Sketch)
http://www.youtube.com/watch?v=BKorP55Aqvg#t=14
むちゃくちゃな事を言われるエンジニアを描いた「あるある動画」です。(・∀・;)
半月で480万回再生の動画です。
すごいですね。(-∀-`; )
たった7本の赤い線を引くだけじゃないか!
緑と透明のインクでね。(*´∇`)ノ
ものすごいですね。
しかし、これは現実にあり得る話だともっぱらの評価です。
実際に・・・・キテレツは、先輩エンジニアが同じ目にあっているのを隣で聞いていた経験があります。
あ〜してほしい。こ〜してほしい。
って要望に対して、組み込みエンジニアはセンサーと信号制御で実現しようと頑張ります。
よくある希望要望は、穴が正しい位置に開いているかとか、ものがちゃんとそこに存在するかとかです。
工場のラインで制作しているモノの検知などが多いですね。
ごくまれに・・・・
突拍子もないアイデアが生み出され、それを実現するためにほうぼうを依頼のために行脚し、すべてのエンジニアに断られ、それを秘密にして「Yes」と返事してくれるエンジニアを探しまくる。
そんな事をする方がいらっしゃいます。
えぇ、実際にいらっしゃいました。
10年ほど前、先輩エンジニアがその洗礼を受けてしまったわけですw
あのね・・・信号線5本しかないんだけれどね、60通りのパターン作ってハードウェア制御してほしいの(*´∇`)ノ
って所からスタートだったと記憶しています。
信号線5本。
つまり、5bitの信号。
当然、そのままでは0から31の32通りしか表現できません。
追加の部品か、データ変換回路が必要になります。
あのね・・・予算無いから、現状でどうにかしなきゃいけないの(*´∇`)ノ
エェ━━━━(´Д`υ)━━━━・・・
つまり、追加の部品は変換回路なしで、たった5本の信号線でどうにかして60通りのパターンを作って制御しろと。
いや・・・無理でしょ。(・∀・;)
あまりにも昔すぎるハードウェア
ってのが原因で、やり変えればいいものをなんとかごまかそうとしていたわけです。
次の製造で必要になる制御対象装置が増えてしまったそうです。
しかし、予算がないので追加の装置も部品も準備できない。
(・∀・;) 「いや・・・あの・・・追加で回路用意しないと無理ですよ???」
って言ったその隣で、先輩エンジニアの勤務する会社の社長さんが
何とかなるんじゃないの???(*´∇`)ノ
最初からできないって決めつけるなよ!!
って・・・・・
(*゚Д゚)*゚д゚)*゚Д゚)エエェェ
ってな表情になったキテレツと協力会社のスタッフさんたち。
なんとか仕事とってきて、がんばったけれどやっぱり部品いるよね(*´∇`)ノ
って方向に持って行きたかったらしぃが、、、、社長サン、そりゃ無理ですよ。(・∀・;)
その後・・・・・
その先輩は、他にも無理難題をつきつけられ、体を壊して業界を去って行ったと後に聞きました。
納期も曲がらず、追加の費用も出してもらえず、結局自分で部品を購入して対応しようとしたけれど、客側が新しい部品を拒否したそうです。
その理由が・・・・
(ノ`Д´)ノ キィィィ 「機械を改造しちゃだめ!!って契約になってるらしぃねん!!」
(ノ`Д´)ノ キィィィ 「それに、新しいこと覚える(新しい操作とか)のが面倒じゃん!!」
って理由。
Σ(Д゚;/)/…エエ!?
いや・・・いいやん。そんなの。
制御対象が増えるんだから、あたりまえやん・・・・・ちょっとだけ勉強すればいいだけやん。
専門家なら気合と根性で実現してくれる
と信じている人たちでした。
仕事がほしい社長サンは、とにかく先輩エンジニアを言いくるめようとしてました。
キテレツともう二人一緒にいたのですが、3人とも
・・・(・∀・i)タラー・・・
ってなってましたね。
切り替えスイッチ一つ追加してくれるだけで解決するのに!!
ってのに、キテレツたちも先輩も気がついていたんですが、操作盤にスペースがないとかなんとか理由つけられて却下です。
お客さんサイドでは、操作パネル部分や機械部分に対して手を入れられない理由があったのではないかと予想しますが、マイコンだけ入れ替えて対応なんて無理な話です。
なんやかんや昔のことを
思い出しましたね。
あとにも先にも、あんな感じのお客サンにあった経験はありません。
結婚したばかりで、これからもっと頑張ろうって言ってた先輩エンジニアさんがどうなったのか・・・・今は知る由もなく。
結局どうしたの??
って話ですが、先輩エンジニアさんが去ってからしばらく誰もその仕事を請け負おうとしなかったそうです。
んで、最終的に、当時のキテレツが所属していた事務所にお鉢がまわってきて、キテレツと先輩が対応することに。
現実的にどうしようもなかったし、要望通りには作れないと判断した先輩が
操作盤の蓋開けて、中にスイッチつけたれ!!!(`Д´) ムキー!
って結論にいたりました。
まぁ、無事に10bit信号として制御できるようになったわけですが、作業者は操作盤の表面と内側のスイッチを操作しなければならなくなったわけですね。